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年度末前に鍵まわりの点検

住まいと暮らし
2020.2.14

忙しい年度末になる前こそ鍵まわりの点検時期

年末から新年、年度末、新年度と、この数か月はライフスタイルに変化の起きやすい時期です。新しい年や新年度に合わせて転居される方や、ご自身だけでなくご家族で入学や入社など新生活をスタートされる方も多いかと思います。
そんな時期に、鍵まわりでも変化は起こりがちです。お子さんの進級のタイミングで合鍵を作ったり、転居で新しい鍵を使い始める方も。忙しくなる年度末になる前に、一度、鍵やドアまわりの見直しをしてみてはいかがでしょうか。

錠の耐用年数とメンテナンス

錠(扉についている「鍵穴」があるほう)の耐用年数は、一般錠の場合10年。電気錠で7年とされています*。普段あまり意識してカギを使っている人は少ないとは思いますが、実は、錠前は非常に複雑で精密な構造を持った「精密部品」で、その製品の性質上、取り付け状態やドアの動作(操作)、建付状態などの影響を大きく受けます。そのため、前述の【錠の耐用年数】は、その基本性能を維持するために「定期点検や定期メンテナンスが必要」とされています。
日本ロック工業会(JLMA)「錠の耐用年数についてのガイドライン」

もしも、鍵(キー)が曲がっていたり、擦り減っていたりする目に見えてわかる異常や、鍵の抜き差しの際に引っかかる、取っ手にぐらつきがあるなどの場合は、点検・メンテナンスのサイン。そのまま使い続けると、錠前内部の不具合・破損などによって、施錠・解錠ができなくなるなどの原因につながる可能性があります。帰宅時や外出時に「カギがかからない、開かない」といったことにならないように、早めの対処が大切です。
 

ドア周りにも目を向けてみましょう

上でも述べたとおり、錠前は取り付け状態やドアの動作(操作)、建付状態などの影響を大きく受ける「精密部品」となっています。そのため、開閉の際にドアが床面を擦っていたり、ドアが閉まる速度が異常に早いなどの不具合は、「ドアが閉まらない=カギがかからないといったトラブルにつながります。なので、あまりイメージがない人も多いと思いますが、多くの鍵と錠のプロは、ドアや丁番、ドアクローザ(写真1)などのいわゆる「ドア周り」に関しても高い知識と技術を持ち合わせているのです。

また、屋外に面している機器・設備は、温度や風雨などの影響を受けやすいため、比較的安定した屋内環境よりも、不具合が生じるリスクが高いとされます。センサーライトやインターホンなどがある場合、正常に稼働しているかどうか確認しておきましょう。カギにしても何にしても、いざというときにきちんとその効果を発揮できる状態にしておくことが大切ですね。
 

錠前をはじめとした防犯設備の点検・メンテナンスには、製品本来の性能を維持・回復させるための正しい知識と技術を必要とします。無理に取り外したり分解すると、機能や性能を損なったり低下させたり、思わぬ事故の原因になる可能性があるので、必ず専門の業者に相談するようにしてください。

※「錠」と「鍵」の表記について
錠前(錠・ロック・lock)は、扉などに取り付けて締める金属、機械的または電子的な部品をいいます。鍵(かぎ・キー・key)は、錠前を施錠・解錠する(操作する)ための器具をいいます。ここでは便宜上、日常的な会話に合わせて、鍵と錠前をまとめて「鍵(かぎ)」と記載している場合があります。
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